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台湾・基隆編 2。

「憲法9条をノーベル平和賞に」 戦争をしない日本を世界に広めましょう。

特集ワイド:続報真相 2人の戦中世代が語る 「憲法が死んだ日」 毎日新聞 2014年07月04日 東京夕刊に掲載された記事の続き。

「憲法が死んだ日」?? 2014年7月1日を後世の歴史家はそう記述するかもしれない。 安倍晋三首相率いる自民党、そして「平和の党」を掲げる公明党までもが、この国を「戦争のできる国」に変えてしまった。 9条を持つ誇りはどこへ行ったのか? 無念をかみしめつつ、それでも若き同胞たちを戦地で死なせてはならない、と声を振り絞る2人の戦中世代に会った。

◇若者を再び戦地へ送るな?? 学徒出陣した元早大生・寺尾哲男さん(91)
わが国の安保政策の大転換となる閣議決定のあった翌日、私は東京・千駄ケ谷の国立競技場にいた。2020年の東京オリンピックへ向け、解体工事が始まっている。 待ち合わせたのは寺尾哲男さん(91)。 敗戦の色濃い43年10月21日、雨の降りしきるここ(当時は明治神宮外苑競技場)で、戦場へ送られる大学生らの壮行会があった。 

学徒出陣である。 早稲田大法学部3年生だった寺尾さんもぬかるむグラウンドを行進した。 学生服に角帽、足にはゲートルを巻き、肩に銃を担いで。 「まざまざとよみがえってきます。 東条英機首相の訓示がありました」残っているニュース映像を見た。 東条首相は甲高い声でこう呼びかけている。 「御国(みくに)の若人たる諸君が勇躍学窓より征途につき、祖先の威風を高揚し、あだなす敵を撃滅して、皇運を扶翼し奉るの日は、こんにち来たのであり

ます」。 学徒代表の東大生は悲壮な決意で答える。 「生等(せいら)(われら)今や見敵必殺の銃剣をひっさげ、積年忍苦の精進研さんをあげて、ことごとくこの光栄ある重任にささげ、挺身(ていしん)もって頑敵を撃滅せん。 生等もとより生還を期せず」。 そしてグラウンドに「海行かば」が響き渡る。 先日、AKB48のコンサートで盛り上がったばかりの競技場で、71年前にあった悲劇のセレモニーである。 「東条英機の声はラジオでよく聞いていました。 

壮行会の2カ月ほど前でしたか、試験勉強をしていると、学生徴兵猶予の制を解くとの演説が流れてきた。 いずれは戦争に行かなくちゃいかんだろうと友だちとも話していましたが、まさか、ときの首相が勉学にいそしむ学生に戦地へ赴けと命じるとは……。 そりゃ、びっくりしました。 学生にとって徴兵猶予は最大のプレゼントでしたから。 戦況は悪かったので、死ぬ可能性はあるなとは思いましたが、どうなるのか想像すらつかない。 首相の訓示ではっきり

と覚えているのは、敵国も君らのような学生が戦っているんだということくらいですかね」ぴんと背筋を伸ばした寺尾さん、マラソンゲートわきのフェンス越しにのぞく。 視線の先には壮行会から50年を迎えた93年に同期と建てた「出陣学徒壮行の地」と刻み込まれた石碑があった。 毎年、この碑の前で追悼会を行ってきた。 国立競技場が建て替えられることになり、碑も撤去されるのではと気をもんでいたところ、1日に運営する日本スポーツ振興センター

から連絡があった。 「近くの秩父宮ラグビー場内に仮置き場が決まったんです。 新競技場が完成すれば、碑も敷地内に戻されるとのこと、とりあえずほっとしました」。 くしくも閣議決定があった日だ。 「私は海軍航空隊員としてフィリピンのルソン島に赴きました。 隊員400人が死んだ。 食糧を送れ、と打電しても飛行機がない。餓死者も出ました。 二度と若者を戦地へ送ってはならない。 私は安倍さんのやり方が気に入らない。 戦争はしないと会見で

語っておられたが、いざとなれば、なし崩しになるとの不安があります。 クラス会に顔を出せば、戦死者のことが今も話題になる。 忘れようがありません。 自分の意思でなく死んでいく、それがいかにつらい、ひどいことか。 戦争を起こさないようにするのが政治家の一番の務めでしょう」 記事は憲法制定に寄せた芦田元首相の序文と続くが、この講は終わり。

『台湾・基隆編』
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台湾の国鉄だと思う。

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国鉄から地下鉄に乗り換えて。

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地下鉄を再度、乗り換えて。 台湾の人は親切で複雑な乗り換えホームを案内してくれました。 

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地下鉄を再々度、乗り換えて、中正記念堂に向う。 

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台湾の国鉄の切符。

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by nobuyasu27 | 2014-07-25 19:03
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