水木しげるロード 9。
幼い頃「うそをつくと閻魔大王に舌を抜かれるぞ。」 と脅されたもの。 閻魔大王は極楽と地獄を行き来できるといわれ、全ての人間の行いを見通している。 だから、どんなにうそのうまい人でも閻魔大王の前では通用しない。 水木しげる先生が幼い頃、のんのんばあに連れられて行った正福寺の本堂には閻魔大王が描かれた地獄絵図があり、たびたび訪れてはこの絵図を通して、霊の世界を想像したという。 中国大陸から渡来した龍神という海の神様。 蛇のような体に四肢を持ち、頭には角、口には長いひげを生やしている。 龍が啼くと雷雲が起こり嵐を呼ぶ。 天に向かって昇天する姿は圧巻で幻獣のシンボル的存在。 海の町ここ境港でも、祭りごとやお神酒を供えたりして、龍を信仰している。 夜道を歩いていると、誰かに後をつけられているような気がしたことはありませんか?ひたすら歩いているとだんだんドキドキしてくる。 それはべとべとさんのしわざ。 真ん丸い体に三日月形の口、どこか愛嬌のある妖怪だ。ある男が夜道を歩いているとべとべとさんが後をつけてくる。 「べとべとさん、お先にお越し。」 というと「先に行くと暗くて歩けない。」 というので、男は提灯を貸してやった。 翌朝、男の家の前に提灯が返してあったそうだ。 JR境線 大篠津駅の愛称になっている。 岩手県遠野地方の寒戸に風の強い日にあらわれる老婆。 この老婆は、もともと寒戸の生まれで娘の時に姿を消し、30年以上たったある日、娘の生家に親戚が集まっているところに突然姿をあらわしたが、すぐに去っていったという。 ボロボロの着物をまとい山姥のような姿だった。 それ以来、ここでは、強い風が吹く日には「寒戸の婆が帰ってきそうな日だなぁ。」 などといった。 寝ている間に出てきて枕を運ぶ。 枕返しがあらわれると、その家の人が病気になったり、事故にあったり、火事になるなどの災いが起こる。 むかしある旅館に泊まった盲人の客が、大金を持っていたことを知った宿の主人に殺された。 盲人は枕返しとなって泊まった部屋に棲みつき、客の枕を返し、災難をもたらしたという。 やたらにあくせくする。 じっとしていると罪悪感を感じ、あくせくしていると妙に安心する。 これは「いそがし」が取り憑いている証拠。 日本人の気質といってしまえばそれまでだが、この妖怪の姿を見ていると一旦、立ち止まってみることも必要なのかも知れない。 http://homepage2.nifty.com/nobu_ishi/ http://nobuyasu.blog72.fc2.com/
by nobuyasu27
| 2013-10-29 10:00
| 境港編
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