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水木しげるロード

水木しげるロード 10
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異獣 2005年作
背中まで垂れた頭の毛、人間より大きく猿に似た妖怪。 力があり、驚くほど足が速い。 むかし越後の山中で、商品を届けるために大きな荷物を背負った竹助という男が、昼飯の焼き飯を食べていると、異獣があらわれ「焼き飯をくれ。」 というので、やったところ旨そうに食べた。 竹助が「明日、帰りもここを通るからまた焼き飯をやろう。」 というと、異獣は軽々と荷物を持ち、届け先の近くまで運んでくれたという。

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こなき爺 1995年作
砂かけ婆と妖怪アパートの管理人をしているこなき爺は、本来、人を避けるように深山に棲んでいる。 どこからか赤ん坊の声がするので見つけて抱いてみると、抱きついて離れなくなる。 その赤ん坊は50貫(188kgくらい) の重さになるというから、ますます逃げられなくなる。 これが阿波(徳島県)にあらわれるという、こなき爺だ。 JR境線 余子駅の愛称になっている。

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泥田坊 1995年作
農民の父親が荒れた土地を苦労して開拓し、ようやく米が穫れるようになった。 ところが、この息子は酒ばかり飲み、田んぼのことは一切せずにいたものだから人手に渡ってしまい、父親も死んでしまった。 それから、夜な夜なこの田んぼから「田を返せ。田を返せ。」 と泥田坊があらわれるようになった。 JR境線 後藤駅の愛称になっている。

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朱の盆 1995年作
武士が夕暮れに歩いていると、後ろから近づく者がいたので、「この辺りは、妖怪がでるそうで。」 と聞いたところ、「その妖怪はこんな顔?」といって、振り向くと顔一面は朱を塗ったように赤く、口は耳まで裂け、額には1本の角、針のような髪の朱の盆がいたという。 武士は気を失いその後、家に戻り女房にその話をすると、女房は「朱の盆とは、こんな顔?」と言ってさっきと同じ顔を武士に見せた。 あまりに驚いた武士は死んでしまった。 パックをしている女性が振り向くと朱の盆なみに怖い?

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家鳴り 1995年作
夜、眠りにつこうとすると家のどこからかピシッという音が聞こえたことはありませんか?それは、小鬼のような妖怪、家鳴りが家の中を駆けまわっている音。 外国でも、同じような現象でポルターガイストと呼ばれているものがある。 科学的には、家の共鳴や、温度、湿度の変化で家の材木が伸び縮みしたときに発生する音、という説明がつくが、小鬼が走り回っていると思ったほうが楽しく眠りにつけそうだ。

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ぬりかべ 1995年作
鬼太郎がピンチのとき、その大きな体で守ってくれる頼りになる妖怪。 仕事や勉強などで焦っているとき、うまくいかないときに「かべ」を感じたことはありませんか?前に進もうとしても進めず、取り払うこともできない。 それは、ぬりかべのしわざかも知れない。 妖怪は何も外からやってきて、人を驚かしたりするものばかりではなく、自分の中に棲む、弱さや醜さも時として妖怪になるもの。

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by nobuyasu27 | 2013-11-03 10:00 | 境港編
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